2020年10月より信濃毎日新聞 朝刊 東信版にて信州おやこさんぽメンバーの上田市在住の有志による「上田おやこさんぽ」がはじまりました。
週に1回、子どもの成長や日々の暮らしで見つけたこと、「みんなはどう思っている?」という思いなどをお届けします。
こちらの記事では掲載した本文、紙面には書ききれなかった言葉や思いも合わせて綴ります。
オンライン七五三「孫だ!」
「お願いがあるのです。生島足島神社にお参りに行ったら、東門のライブカメラに向かって、3人で手を振ってもらえたらうれしいな!」。娘の3歳の七五三参りをする数日前、義母からメールが届きました。
ともに首都圏にある私たち夫婦の実家は、孫の七五三参りに参加することを楽しみにしていましたが、コロナ禍により断念。家族3人のみでのお参りとなってしまいました。
そんな折に届いた提案は「上田の生活感が伝わってきて良い」と上田ケーブルビジョンのライブカメラ配信をインターネットで時折見ている義母らしいすてきなものでした。「ご実家も」とお誘いいただき、生島足島神社のライブカメラを通して3家族をつなぐ「オンライン七五三」を試みることにしました。
事前に大まかな時間を決め、ライブカメラ前に到着してから両方の実家に電話をしました。両家とも「そろそろ映るかな?」と予定よりも早くからパソコンの前に座っていたようです。元気にお参りをする孫の姿を見られた!とみんなが笑顔になりました。
(2020年11月14日 信濃毎日新聞 朝刊 東信版掲載)
コロナ禍の七五三
早生まれの娘。
七五三のお祝いを2歳時に行おうか3歳を迎えてからにしようか、と昨年の秋に迷って今年の11月に行うことを決めました。
今年がこんな状況になっているなんて! 当時はもちろん1ミリも予想していませんでした。
「今年は七五三を行えるのか?」
という心配も春頃はありましたが、夏から秋にかけては感染者数が減少し、仕事のほうでも七五三の撮影の相談を多くいただくことになりました。
とはいえ、例年通りとはいきません。
「参拝時はマスクの着用」はどこの寺社でももちろんのこと
・参拝時の家族の人数制限
・手水舎の柄杓の撤去
・鈴緒の撤去
などを行っている寺社もありました。
コンパクトなお祝いになった分、夫婦も着物を着てみました
我が家も本来でしたら義父母、父母を招いて賑やかに娘の七五三のお祝いをしたいところでしたが、家族3人でのお祝いとなりました。
「どこでお食事をしようか?」「当日はどういうスケジュールにしようか?」
と、大人数でのお祝いを楽しみに計画していた分、家族3人のみのお祝いは何だか物足りなさを感じてしまった私。
お祝いが簡素になった分、大人の私たちも着物を着るのはどうだろうか?とふと思いつきました。
上田市には三大紬の一つとして知られている伝統工芸の「上田紬」があります。
せっかく上田市に住んでいるのだから上田紬を着よう!
と、決めてから
この形もアリ!と気持ちが切り替わりました。
七五三の前撮りでは
「着物着るの疲れちゃったな〜」
と言っていた娘も家族みんなで着物を着たことが“一緒”で着物姿が楽しい様子でした。
上田ケーブルテレビジョンを通しての「オンライン七五三」でも「すぐに分かって良かった」と好評でした。
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記事を書いた人
東京都出身、フォトグラファー。2016年に上田市に移住。育児と仕事を共に楽しむことを大切にしつつ長野県内を中心に活動中。「長野県観光インスタアワード」信州花フェスタ部門最優秀賞。
野々村奈緒美