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【上田おやこさんぽ】地域のため 勉強続ける議員(2020年12月11日掲載)

2020年10月より信濃毎日新聞 朝刊 東信版にて信州おやこさんぽメンバーの上田市在住の有志による「上田おやこさんぽ」がはじまりました。
週に1回、子どもの成長や日々の暮らしで見つけたこと、「みんなはどう思っている?」という思いなどをお届けします。

こちらの記事では掲載した本文、紙面には書ききれなかった言葉や思いも合わせて綴ります。

 

地域のため 勉強続ける議員

10月、私は友達と連れ立って上田市議会の報告会に参加しました。年4回ある定例会で扱われる市の課題などを市議が市民に伝える場です。市民が市議に質問、要望する時間もあります。私はやり取りについていくのがやっとでしたが、子育て世代に身近な教育や保育、医療といった話題も。参加者から幅広い質問が出て、さまざまな視点に触れました。
例えば、医療機関について「発熱者と他の人は同じトイレを使うの?」「発熱者は診ない―と言われたらどうしよう」との質問。1人で不安に思うよりは共有し、市の方針が聞ければ安心につながると感じました。議会の情報発信、議員定数に関する質問も興味深かったです。
政治家には「難しいことをする偉い人」というイメージを抱きがち。ですが、議員は「地域や他の人のために勉強し続ける人」だと思います。考え方や熱量の違いはあれ、選挙に挑戦し、さまざまな課題に向き合っています。市民が報告会に参加し、素朴な疑問やお願いを言葉にすれば、暮らしをよくできるかもしれない―という身近さを感じました。(2020年12月11日 信濃毎日新聞 朝刊 東信版掲載)

 

あとがき

「市に請願を出して国に意見書を提出してもらう」…すごいと言われることがありますが、自分でもそんなことをするようになるとは思っていませんでした。

でも、子どもを育てるようになって、地域や社会の見方が変わったという人も多いのでは?

政治や行政というと遠い存在に感じたり、議員さんの知り合いはいないということもあるかもしれません。

前回のコラムでも書いたように「個人的なことは政治的なこと」。議員は、市民の代表として1人ひとりの困りごとや提案を聞き、一緒に解決策を考えてくれる味方です。
議員なら誰でも味方になり動いてくれるとは限りませんが、声を届けてくれる人を代表に選ぶきっかけにも。

誰にどんなことを相談できるのか知るには、普段からまちの広報や議会だよりを眺めるのがオススメ。
平日に動ける場合は議会や委員会の傍聴に出かけたり、テレビやネットの中継を見たりすると、グッと身近に感じますよ。

地域や社会がよくなれば、子育てや仕事で自分が楽になり、家庭や周りで子どもによい環境を作ることにもつながる、そう考えて私もできることからやっています。

 

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記事を書いた人

吉澤茉帆

上田市在住。県内を転校して歩いた幼少期と広島で過ごした大学時代の異文化体験から、つい色々と知りたくなってしまう。人と話して発見するのが楽しくて、子どもが生まれからもイベントを企画したりしています。子育ては日々手探りです。

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