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【上田市】結婚・出産・内祝い…人生の節目で相談できる「石森良三商店」は、伝統・地元・ひと・思いをつなぐギフトショップ

2020年4月30日

新型コロナウイルス感染症拡大防止を心がけよう!

  • 手洗い、手指の消毒
  • マスクの着用
  • 咳エチケット
  • ソーシャルディスタンスを保つ
  • テイクアウトなどの買い物は最少人数で行う
「上田市の原町に、土蔵をリノベーションしたオシャレなお店ができてた!」
「子ども連れでも行ける店なのだろうか…」

気になっていた方もいらっしゃるのではないでしょうか!?お話を聞いてきました!伝統を大事にし、地域を元気づけたいという熱い思いでオープンした「石森良三商店」は、親子で長くおつきあいさせていただきたいギフトショップでした。
企画営業部統括マネージャーの佐藤裕美子さんにお話をうかがいました。

 

「石森良三商店」のアクセスや基本情報

住所 上田市中央3-8-12
電話番号 0268-71-7703
メール ryozo@ishimori.co.jp
時間 金・土・日・祝日 10:00~18:00
定休日 月~木
駐車場 あり 店舗東側
座席数 14~
授乳室 あり。利用したいときお声かけを
オムツ替えシート トイレにはないですが、2階の部屋を使わせてもらえます
SNS Facebook  Instagram
HP 石森株式会社
しなののかたち

 

「石森良三商店」ってこんなお店

呉服屋さんや繊維卸商の頃の道具

「石森良三商店」は、昭和29年(1954年)に繊維卸商として創業されましたが、歴史は古く江戸時代の呉服屋までさかのぼれるとのこと。
その後、ギフト用品・カタログギフトもあつかうようになり、昭和49年(1974年)に事業拡大で上田市秋和に本社を移転しました。
ここ、原町の「石森良三商店」は、ギフト用品を実際に手に取ってご覧いただけるアンテナショップとしての役割をもって2019年8月にオープンしたものです。

 

のれんがカッコいい上田パーキング側の入り口。

白壁の大きな建物が目を引きます。店舗正面入り口は上田パーキングの向かい側。
建物の東側に駐車場があり、中庭がのぞめます。店舗にはこの中庭からも入ることができ、段差もありませんので、ベービーカー入店はこちらからどうぞ。

 

店舗東側の外壁にお店の名前が。
ベビーカーで入店できる出入口はしだれ桜の木のある中庭の奥です。

店舗は土蔵をリノベーションしたもの。この地はなんと、石森義久社長の生家だそうです。
古き良きたたずまいを残しつつ、モダンでオシャレな空間に生まれ変わっています。
1階はギフトであつかっている工芸品のセレクトショップとタオル刺しゅう工房があり、2階はカフェ(多目的ホール)です。
調度品や家具は、土蔵に保管してあった古いものを捨てずにリユース・リメイクしています。
階段の照明、下駄箱の枠、衣装だんす、水がめなど、『これもそうなんですか!』とびっくりします。

古いもの好きにはたまらない雑貨や調度品がいろいろ。

階段の照明。鉄の枠は土蔵におさめられていたもので、
新たにくるみガラスのシェードをつけてリメイク。

引き継いだものを大事につかうのは、「石森良三商店」が大切にしていることのひとつです。
蔵にはまだまだ、社長が子どものころに使っていたベーゴマや羽子板もあるとのこと。
『レトロなおもちゃを出してきて、自由に子どもが遊べる日を作ってもおもしろいなーなんて考えていて』と佐藤さん。
カフェスペースのサイドボードには、社長の子どもの頃の絵本もありました。

ほんとうに大事にとってあったことがわかる本たち

いまも本屋さんで売られている名作絵本ですが、
形がちがい、版が古いことがわかります。

 

伝えたい「贈り物の意味」

『人が自分の考えで、受けとる人のことを思って贈り物をする、そのスタートは結婚祝いのお返しだと思う。でも、何を贈ればいいのか、贈り方のマナーもわからないこともあるでしょう』と佐藤さん。
「石森良三商店」では、そんなことも相談にのってくれるそうです。
結婚は、あたらしい家庭を築き、原家族から自立し夫婦2人の考えで周りの人と関わるスタートであり、結婚式の引き出物は自分たちのスタイルで選びますよね。
子どもが生まれればお祝いをもらい、そのお返しに贈り物をし…。そのたびごとに、「何を贈る?」「のしはかけるの?」「何て書く?内祝?お祝い?」とわからずにネットで検索する…。伝統や地域の風習って難しいですよね。
そんなとき、ぜひ贈り物のプロに相談してください。お店でじっくりお話を聞いて、親身に教えてくれますよ。

出産祝いの贈り物に。木のおもちゃは長野県内のクラフト作家さんのもの。

マナーとまでは言わないけれど、贈り手側の思いのこめ方、これ、なかなか気が回らないものです。
しかしこの思いが贈り物に込められているからこそ、受け手に喜んでもらえるのではないでしょうか。
『押しつけにならないさりげない気持ち。これが贈り物の本来の意味だと思う』と佐藤さんは言います。
例えば、贈り手の思いを文字やイラストに込められる「刺しゅう」、受けとった人がちょっとうれしくなるようなメッセージカード。
そしてそれらが、箱を開けた瞬間にスッと目に入るように整っていること。
「石森良三商店」は、ギフト用品を売るだけでなく、「贈り物の本来の意味」も伝えたいと考えているお店です。

刺しゅう工房のミシン。注文された刺しゅうはすべてこちらでされています。

刺しゅうは思いをこめる方法のひとつ。
赤ちゃんの身長が測れるメモリのついたバスタオルに、出生時の身長と体重を刺しゅうする、というのはお客様からのアイデアとのこと。
ふつうのバスタオルであれば、長年使えば捨てることになっていまいますが、こんな刺しゅうが入っていれば、一生の思い出に残るものになりますよね。

 

これからお名前・身長・体重を刺しゅうするのだそう。

 

「信州のいいもの」がいっぱい ギフトショップでオリジナリティあふれる贈り物をえらぼう

「石森良三商店」では、自社で扱うギフト用品・カタログギフト内の商品を実際に目で見て選ぶことができます。
お店にあるのはカタログギフト「しなののかたち」に掲載されているものがほとんど。
オリジナル商品も多く、「石森良三商店」×「今治タオル」×「上田紬の代表的な柄」のコラボタオルは、上田の地元味があり本当に素敵です。
県外にいる方に信州上田らしい贈り物をする際にぴったりですよね。上田から離れて暮らす方へ、ふるさとを思い出してほしいという気持ちもこめられそう。
もちろん上田に住んでいる私も使いたい。なんか、自分の住む町が誇りに思えてきませんか?

上田紬の柄がタオルになると、こんなにモダンになる不思議。

ところでみなさん、引き出物や返礼品としてたびたびもらうギフトカタログ。あのカタログの中から、すぐに本当に欲しいものを選べますか?私は正直、「パッとしたものはないなー。食べてなくなる牛肉でいいかー。」なんて、消去法で選んじゃうのですが、いかがですか?

「石森良三商店」のカタログギフト「しなののかたち」は、地元企業や作り手さんを応援しよう!とこだわりぬいて作られています。
掲載されている商品は、長野県内のクラフト作家さんの作品や県内の飲食店のもの。
写真や記事は、全て佐藤さんが作り手さんのもとを訪れ取材したものだそうです。
商品にまつわるストーリーと、作り手さんの顔がしっかり見えるカタログ。いつもの私のように「ふーん」と消去法で選ぶことはできなくなります。
カタログは、さながらガイドブックや地元のマガジンのよう。
「わー、キレイ!」「いいものだなぁ」「おいしそう!」「こんな素敵なものを作ってるお店があったんだ」…。
すぐに、他のギフトカタログとの違いに気づくでしょう。

「しなののかたち」ウェブカタログはこちらから見ることができます

『作り手さんのハコになるのがうちの役目』と佐藤さん。
いいものを作っていても、売る場所や売るツールを持たず、宣伝もしていない作り手さんもいる。
長野県のいいものを紹介し、多くの人に見てもらえる場をつくるのを使命にしています。
Webカタログは石森株式会社の「しなののかたち」Webサイトから見ることができますが、ぜひ商品をお店で手に取ってみてください。
もちろん贈り物としてだけでなく、ご自宅用にも購入できます。

実際に手に取って見ることができ、作り手さんの顔も見えるのがお店のコンセプト

 

歴史ある会社 地域の拠点に

カフェのある2階には靴をぬいであがります。

店舗の2階に行ってみましょう。
2階は広々としたカフェスペース。
蔵をリノベーションしたものですが明るさに驚きます。ゆったり座れるソファでくつろぎましょう。
息子はこのソファに『電車みたい!』と大喜び。なるほど、さすが小鉄の発想…。
広さにうれしくなってドタドタと走りまわってしまいましたが、『リノベーション時に床を厚くしてあるから、ちょっとぐらいなら大丈夫だよ』とやさしい石森社長。

とっても落ち着ける雰囲気です。

このホールは多目的ホールとしてレンタルすることができます(時間・料金などはご相談ください)。
奥には畳の部屋と縁側があります。伺った日は畳の部屋にお雛様(これもまさしく蔵出しの歴史あるものです)が飾られていました。こちらもレンタルスペースとして使用可能。
授乳室やオムツ替えスペースとしてお借りしてもいいそうです。

立派なお雛様

お店がオープンしてまだ日は浅いですが、すでにこのレンタルスペースをお子さんの1歳の誕生会&撮影会やウエディングフォト撮影で利用されたお客様がいたとのこと。
また、お祝いや伝統行事だけでなく、お店の雰囲気やコンセプトと合うイベントであれば相談にのってくださり、開催できます。
これまでもワークショップやトークイベント、撮影会などが開催されています。

1歳のお誕生会の写真をフォトブックにされたもの。
ご相談に応じて思い出を形にしてくれます。

ちょうど、かまたにきよしさんの撮影会が企画されているとうかがい、2020年3月21日、ファミリーフォトを撮影していただきました。
かまたにきよしさんは佐久市で写真事務所(Facebookはこちら)を経営しているプロカメラマンで、「石森良三商店」の店舗の写真なども撮影されている方です。
この日はお子さんの入学祝いの写真を撮りにこられたご家族も。
我が家は、何気ない母子の写真を撮ってもらえる機会はなかなかないので、普段着でお願いしました。お互いちょっと照れ臭かったけど、素晴らしい写真を撮っていただきました。

お店の空気感もいい感じに写してくださってます。

『このお店は、始めたばかりで手探り状態だけど、地域の拠点にしたい。いろんなことをやってみたい』と佐藤さん。
佐藤さんも東京から移り住み、上田で4人の子育てをしたという移住ママの先輩。
子育て世代へのメッセージをうかがうと、『いま、ママさんたちも、いろいろな活動をしていてすごいよね!アイデアがあったら何でも相談してください!いろんなご希望にこたえるなかで、原町商店街が盛り上がり、楽しい場所になるといいな』とおっしゃっていました。

古きよきものを伝える。
地元信州のよいものと作り手の思いを、多くの人に伝える。
贈り物を贈る人の気持ちを、受け取る人にさりげなく伝える。
みんなのアイデアを、地域の人に伝える。
そんなたくさんの「伝える」をアシストしてくれるお店が「石森良三商店」なのでした。

 

\基本情報まとめ/

住所 上田市中央3-8-12
電話番号 0268-71-7703
メール ryozo@ishimori.co.jp
時間 金・土・日・祝日 10:00~18:00
定休日 月~木
駐車場 あり 店舗東側
座席数 14~
授乳室 あり。利用したいときお声かけを
オムツ替えシート トイレにはないですが、2階の部屋を使わせてもらえます
SNS Facebook  Instagram
HP 石森株式会社
しなののかたち

 

 

記事を書いた人
kana

上田市出身・在住。ニュージーランド、スイス、カナダで旅を撮影する映像会社に勤務。信州の自然の中で遊ぶのが大好きで、
とにかく子どもと冒険したくて動き回っている一児の母。モットーは “Expand the sense of wonder !”

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