2019年10月31日(木)上田市技術センターにて、信州おやこさんぽ主催講座「ライティングのきほんのき講座(第8回)」を開催しました。
先週に引き続き、WEBクリエイター・ブロガーとして活躍されているaki先生をお迎えし、WEBライティングに必要とされる知識を学びます。
ライター講座最終回、はじまりのワークは「検索連想ゲーム」から
文章作成に必要なキーワードを洗い出す練習ワークからスタートです。「チャイルドシート」を商品と想定して、そこに続くキーワードの選定について考えていきます。ターゲットの人物だったらどんなキーワードで検索するかな?どうしたらその商品が「売れる」かな?を考えながらキーワードを出していきました。
皆さんから出揃ったキーワードを元に、使われる頻度が多くライバルが多そうな競合を避けていきましょうとアドバイスも。穴場的なキーワード選定の方法やターゲットを変更することで記事の内容に変化をつけていくというテクニックを具体的な例を参考に教えていただきました。
ブロガーさんの中には飽和状態のキーワードであえて記事を書き、うまく検索でヒットするタイミングを狙うという楽しみ方(醍醐味?)もあるのだとか…狙い通りに当たった時の嬉しさもひとしおなんだそうです。自分の予想が当たると次の記事ライティングへのモチベーションもアップしそうですね。
これから書く記事は、「誰のため」のページかをしっかり考えましょう
ブログ閲覧のほとんどがスマホからのアクセスという時代。スマホから見る時の記事の見え方には一層注意を払うことが必要です。読みづらいページはスクロールで読み飛ばされれ、ついには「そっ閉じ」されてしまう可能性大!
ブロガー初心者にありがちな失敗は、せっかく書いた記事を最後まで読んでもらうことに目標を置いてしまうことだとか。ユーザーからするとブログに求めるのは自分の知りたい情報や悩みごとの解決方法が得られるかどうか?であり、広告主からするとその広告が表示されたり購入されることが一番の目的。
- ユーザーの行動パターン
- 画面の見やすさはどうか
- 記事構成について
- 読了後の行動フロー例 など
上記の事項をふまえながら、文章をただ書くだけではなくて読者目線での気遣いがあってこそ、ブログのファン獲得に繋がっていくのだそうです。アクセス数を重視してブログを運営するのであれば、思いやりの心も大切にしないといけないのだなという学びになりました。
ブログを立ち上げて収益につながる結果が出るのはおよそ1年後と言われているそうです。一度アップした記事にも地道に手入れをし、SNSなども併用しながら周知を広め、育てていって1年後の収穫がある。一見華やかに見える世界にも地道な作業と分析力が必要であるというお話は、現役ブロガーさんならではの実体験に皆さん真剣な様子で耳を傾けていました。
まとめのワークは「記事をリライトしてみよう」
信州おやこさんぽサイト内の指定おでかけ記事をグループで話し合いながらより良いものにリライトしていくワーク。記事のタイトル見出しをこれまで学んだことを活かして、どうしたらターゲットに届くのか?どんなワードを文章に盛り込むと効果的なのか?を考えていきます。
ターゲットとなる場所がどういう場所なのか、誰に来て欲しいのか、のキーワード選定からイメージを膨らませていきます。次に一言でどんな場所なのか?をストレートにタイトルにまとめていきます。そしてグループごとに意見をまとめて発表へ。最後に先生がリライトしてくださった模範解答を見ながら解説。皆さん自分の文章と先生の文章はどこが違うのか?を見比べながら、文章を再考していました。
さらにアイキャッチ画像についても先生からご解説が。指定お出かけ記事の元のアイキャッチ画像は室内の画像だったのですが、外観の方が良いのでは?ということで画像も変更。おでかけ記事となると場所のわかりやすさも写真や説明で重要なポイントとのこと。確かに具体的な例があると、初めてその場所を訪れる方には目印をイメージしやすく親切ですよね。
ライティング講座はこれで全8回が終了になります。みなさんおつかれさまでした!
普段の会話の際にも活かせそうなインタビューの方法や文章の起こし方を教えくださった植田先生、ありがとうございました。ブログがもっと魅力的になるエッセンスを余すことなくレクチャーしてくださったaki先生、ありがとうございました。お忙しい中でこの貴重な場をいただけたこと、信州おやこさんぽスタッフ一同感謝の気持ちでいっぱいです。
受講後のランチ会では先生方を囲み、それぞれのブログについての議論が飛び交っていました。受講生の皆さんそれぞれ連絡先を交換し合うなど、繋がりが広がっていったのが主催者としても嬉しい限り。ライター講座で学んだことを活かして受講者さんにはライターとして活躍の場を広げていただけることを願っています!
記事を書いた人
松本市在住。デザイナーをしながら2児の子育て中。基本的にインドア派でゲーム・マンガがすき。美味しいものの食べ歩きもすき。いかにストレス少なく子供とお出かけを楽しむか年中模索しています。
北平恵己