秋晴れの青空が広がる9月19日木曜日、「信州おやこさんぽ」が令和元年長野県元気づくり支援金活用事業として行う、第一弾の講座がありました。
今回は「ライティングのきほんのき講座(第1・2回)」
講師に信濃毎日新聞社上田支社長 植田典子氏をお迎えし、上田市技術研修センターにて行いました。
受講したのは子育て真っ最中の11名のママ達。別室に設けた託児室も大賑わいでした♪
午前は第1回として「基礎講座」
午後は第2回として「伝えるための取材のコツ」
書く側、伝える側として大切な事を「5W1H」を使って学んだり、ペアワークやグループワークもあり、真剣に学びながらも楽しく時間が過ぎ、あっという間の一日でした。
自己紹介
講座は自己紹介から始まり、1人ずつ今回の受講理由をお話いただきました。
受講理由
「ブログを始めたので役立てたい」
「文章の書き方を基礎から学びたい」
「ライターに興味があるため」
「在宅ワークで文章を書く仕事をしたい」
「ライティングの仕事に就きたい」 などなど
どなたも文章を基礎から学んで、仕事やブログの執筆に役立てたいという前向きな思いで受講くださいました。
基礎講座
午前中は基礎講座として「伝え方の基本」を中心に教えていただきました。
講座の中で植田先生がおっしゃった「受け取った情報をそのまま文章にするのではなく、どのように伝えるか」という言葉はこれからのライティング活動の中で常に意識しなければならないことだと思いました。
他にも、植田先生がご紹介くださった書籍の、印象的な言葉があるのでご紹介します。
・梅田悟司さん著『言葉にできるは武器になる。』~
「内なる言葉の強化なくして、外に向かう言葉を磨くことはできない」
・池上彰さん著『考える力がつく本』~
「どうしたら考える力を養うことができるのか。何はともあれ、インプットを増やすことから始めるしかありません」
「誰かに説明するつもりで情報収集する」
グループワーク「気になる記事を紹介しよう」では、1人1部当日の朝刊が配られ、10分でニュースが分かる新聞の特徴(新聞の読み方)を教えていただきました。
そして、新聞の中から気になった記事を1つ選んで「記事の要約」「選んだ理由」「感想」などを紙に書き出し、そのあとグループを作って1人2分の持ち時間で発表を行いました。
「読んで内容をつかんで→考えて→書く・話す」という順番の大切さを改めて知り、「伝えるということはどこかの部分を自分の視点で伝える」ということの責任も感じました。
伝えるための取材のコツ
午後の講座、「インタビューしてみましょう」(いい質問をしよう)では始めに、植田先生に対して「5W1H」を使って、1人1つずつ質問をしました。
実際に出た質問
「だれを尊敬していますか?」
「誕生日はいつですか?」
「出身はどこですか?」
「好きな食べ物はなにですか?」
「なぜ新聞社に入社したのですか?」
「初めての取材はどのような取材でしたか?」などなど
途中で「時間軸を超えて」のお題もプラスされ、植田先生の過去のお話や、未来の展望も伺うことができました。どんな質問にも丁寧に、真摯にお答えくださった植田先生の姿から、人と向き合う時の、記者として、また人としての大切な姿勢を学ばせていただきました。
次に「隣の人に質問をするワーク」を行いました。今回が初対面の方がほとんどでしたが、皆さん和気あいあいと「会話を重ねながら、聞きたいことに迫っていく」体験をしました。
他にも、植田先生のお話の中にあった
「取材相手への近づき方」
「取材中の目線」
「想定外の答えによっては、テーマをガラっと変えてしまうのも面白い」
「取材後インタビューされた側が、有意義な時間だったと思ってくれるような取材が理想」
などは、今度予定されている「子育て世代向け 上田市街地おでかけマップ」の取材に早速役立ちそうな内容でした。
最後に「だれか1人にインタビューをしましょう」という次回までの宿題が出されて、一日の講座が終わりました。
朝は少し緊張気味な受講者さんでしたが、帰る時は皆さん柔らかい表情になっていました。植田先生、受講生の皆様、一日ありがとうございました。次回も引き続き宜しくお願いします!
次回の「ライティングのきほんのき講座(第3・4回)」は、 9月26日木曜日です。
第3回(午前)「記事を書こう」
第4回(午後)「取材写真の撮り方を学ぼう」
講師は午前は今回に引き続き植田先生、午後は「信州おやこさんぽ」編集長、野々村が担当します!
記事を書いた人
長野市若穂保科在住。人生の目標はワクワクしながら暮らすこと!夜、子供とおつまみを取り合いながら飲むビールを楽しみに生きてます!