2020年10月より信濃毎日新聞 朝刊 東信版にて信州おやこさんぽメンバーの上田市在住の有志による「上田おやこさんぽ」がはじまりました。
週に1回、子どもの成長や日々の暮らしで見つけたこと、「みんなはどう思っている?」という思いなどをお届けします。
こちらの記事では掲載した本文、紙面には書ききれなかった言葉や思いも合わせて綴ります。
成人までに不平等を変えたい
この夏、私は上田市議会に請願を提出し、「政治」を身近に感じるようになりました。請願は、誰でも国や自治体に要望や意見を述べられる制度で、憲法で保障された権利です。
政治や法律への要望なんて難しそう…? いえいえ、信州で言う「ずく」があれば大丈夫。経験や思いを共有できる仲間がいると心強いです。今はSNSやビデオ会議など情報共有ツールがあるので、離れていても問題ありません。
私たちの要望は「選択的夫婦別姓」について市から国へ意見書を提出すること。不平等を生む制度が娘の成人までには変わってほしい、そのために今できることをやろうと、県内在住・出身のメンバーと活動しました。会派ごとに勉強会に出てもらい、委員会での趣旨説明や本会議の傍聴も…。県内初の採択としてメディアにも取り上げられました。
「個人的なことは政治的なこと」。私の違和感や困りごとはワガママではなく、社会の問題として声をあげてもいいんだと思えた経験になりました。
(2020年11月6日 信濃毎日新聞 朝刊 東信版掲載)
子ども世代は生き方を選べる社会に
私が「選択的夫婦別姓」の実現を望むようになったのは、自身が結婚し改姓した時に違和感や不便さがあったからです。
改姓に憧れた時期もありますが、社会経験を重ねたり身近に離婚や再婚の話を聞いたりするうちに「なぜ必ず変えて同姓にしなければならないの?」という疑問が強くなりました。
結婚の際に夫婦のどちらかに改姓が強制される今の制度は、私が小学生だった96年に法改正目前というところまで議論が進んでいました。
にも関わらず、その後四半世紀以上経っても変わっていません。
娘が成人するまでには選択できる社会になっていてほしい、そのために今できることをやろうと思い、活動を始めました。
「好きな人と同じ名字になってうれしい」と感じるのもステキですし、「結婚したら名字を変えるのが当たり前」「子どもができて慣れた」という方もいると思います。
それぞれの考え方や大切にしたい生き方を尊重できる社会を子どもに残したい…関心のある方は選択的夫婦別姓・陳情アクション信州まで。
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記事を書いた人
上田市在住。県内を転校して歩いた幼少期と広島で過ごした大学時代の異文化体験から、つい色々と知りたくなってしまう。人と話して発見するのが楽しくて、子どもが生まれからもイベントを企画したりしています。子育ては日々手探りです。
吉澤茉帆